「図書館貸し出しに補償金求める」について | 資本主義で生きる

「図書館貸し出しに補償金求める」について

文筆業(各ジャンルの作家(小説家))さん方の5団体共同で主張しているそうです。
トンデモないことです。文筆業の人が生活が成り立たない事と図書館に関係なんか
ありません。この5団体に所属する作家さんの本を図書館から排除したとき困るのは
作家さん方でしょう。
本は売れない時代です。時代が変わったのです。文芸作品の発表を活字メディアで
やっている限り先はありません。本来、作家さん方は率先してこの時代の流れに
対応するべきなのに「俺パソコンとかネットとかわからないから」とかおっしゃり旧態然と
万年筆と原稿用紙。

漫画家さん達が、新古本屋に反対したりしたのも同根で、出版社に作家さん達が
踊らされているとしか思えません。

図書館貸し出しに補償金という話題については、絶対反対!とか思いません。
専門書や辞書辞典等を作る人に対しては考えるべきではないかとも思います。

小説に関しては、ハードカバーで販売、時期を見て文庫化というパターンが消費者からは
嫌われています。話題になった本程、後日売ろうにも売れませんからゴミになります。
昔は本は多少なりともお金になりましたから、消費者も多少高いと思いつつも買う気に
なりました。
文庫本に至っては、カツテは週刊誌と大差ない価格でしたが、いまや週刊誌よりも高く
文字は小さく欲しいとは思いません。
また、内容的にも、何回も読み返して、登場人物の言動を反芻したりすることは全く
なくなりました。結果、小説自体も読み捨ての消費物になってしまいました。
粗筋聞いて結末を聞けば十分なのが殆どです。

著作権がカラム分野での出版社や権利管理団体は現状では文化発展を妨害する
存在になっていることに作家の方々が気づき、行動するべきときなのに、出版社に
使われているようでは哀れとしか言い様がありません。