手抜きマンション事件 | 資本主義で生きる

手抜きマンション事件

これは現在日本をよく現していると思います。また、建築業界に限った話でもないと思います。
つまり、役人や類する人達が、利権を求め、実質何も機能しないにも関わらず経済的利益を
得ている結果です。
建築の構造計算、昔は大変でした。計算センターでCPUタイム一分間数百円以上もするような
大型コンピュータを何週間も使って計算していました。
ところが、現在のパソコンの処理能力は当時の大型コンピューターの100倍以上にもなっています。
つまり、当時100日掛かった計算も今パソコンでやっても1日で終わるのです。

何が言いたいか? 建築確認業者は提出された設計図と構造計算書に矛盾がないかどうか
調べ様とするなら、1日2日でチェックできるわけです。技術者であるならば。
それをやらずに、書類にハンコ付くだけの業者が建物を作る際に関与している事です。

チェックしますよと言うお題目の元、それなりの金を取りながら、実質何もやっていない。
役所はそれらの業者を使うことを法令で強制しているのですから、今回の事件で国は関与しない
ということが許される筈がありません。
欠陥住宅を売りつけられた人々は団結し、国の責任を追及し、安全な住宅を得るべきです。

まともな設計図を元に、手抜き工事がなされたのであれば、補強で済ますことも可能かもしれません。
設計図自体が手抜きでそれに基づいて工事がされたのであれば、建て直ししかないでしょう。

間接的とはいえ、国がお墨付きを与えて建築された建物です。国が責任を逃れる事はゆるされないと
思います。