現場の主を排除した社会 | 資本主義で生きる

現場の主を排除した社会

JRの特急が鉄橋渡ったところで転びました。
JRは、規則で風速何メートル以上なら徐行とか決めている。運行に問題は無かったと言います。

昔ならば、その現場には主みたいな人が居て、雲行き等を見て、「今日は危ないから止める」とか言ってたわけですが、
雲行きの見方なんてマニュアルに書けないので、風速何メートルという表現になります。
一旦、マニュアルにこのように記載すると、この数字だけが一人歩きするようになります。

鉄道が出来て、今回、初めて雪風が同時にあったのでしょうか?

記者会見にスーツ姿で人事のように発言しているJRのお偉いさん。怒りを覚えます。
当事者意識が全く感じられません。

リストラで現場の人間が切られ始めてから10年以上になります。
もはや日本の社会のどこをとっても安全はありません。